✒︎「12/16 第11回よむひと読書会&交換会」レポート
12月16日(日)に「第11回よむひと読書会&交換会」を開催しました。
今回は5名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
日時:12月16日(日)16時〜17時30分
場所:真昼造船
今回はクリスマスシーズンのため、通常の読書会のほかに、最後にご紹介いただいた本の交換会をしました。
また、読書会および交換会には会場の真昼造船さんの店主にも参加していただきました。ありがとうございました。
紹介していただいた本は以下の通りです。
『君の隣に』本多孝好 講談社
『冬のけもの道』宮崎学 理論社
『365日のほん』辻山良雄 河出書房新社
『PRESENT』坂之上洋子 KADOKAWA
『日本酒カタログ755』梅原茂順・監修 永岡書店
『ムーミン谷の名言集』トーベ・ヤンソン 講談社
『星なしで、ラブレターを。』石井ゆかり 幻冬舎コミックス
小説、写真集、カタログ、エッセイ、名言集等々、ジャンルバラバラでご紹介いただきました。
読書会を始めて1年ほどがたちました。
今年最後の読書会は、私が常に心がけている「本を愛し、他人に敬意を持つ方々での読書会」そのものでした。
本と、本の中身と、本を読む人たちそれぞれの持つ広く深い世界を、読書会という場で共有すること。
そこには、1人で本を読むときとはまた違った面白さがあります。
読書会のメンバーは毎回違い、紹介される本や課題本も、一度たりとて同じことはありません。
参加者がその場で作り上げていく即興的な面白さ。
それを、これからも楽しんでいけたらいいなと思います。
次回の読書会は雪の状態を見つつ、2月頃に開催したいと思っています。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
✒︎「11/24 第10回よむひと読書会 テーマ『今おすすめしたい漫画』」レポート
11月24日(土)に「第10回よむひと読書会 テーマ『今おすすめしたい漫画』」を開催しました。
今回は4名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
日時:11月24日(土)19時〜20時30分
場所:バリスタカフェ亀貝店
今回は皆さんにおすすめの漫画をお持ちいただきました。
紹介していただいた本は以下の通りです。
『野原ひろし 昼メシの流儀』キャラクター原作・臼井儀人 漫画・塚原洋一 双葉社
『伊達政宗』学研まんが人物日本史
『ホットロード』紡木たく 集英社
『赤ちゃん本部長』竹内佐千子 講談社
『ゴールデンカムイ』野田サトル 集英社
これまで読んだものの中から一番のお勧めを持ってこられた方から、今まさにお勧めの漫画まで、上記のタイトル以外にも多数の漫画が紹介されました。
漫画はその場で他の人と面白さを共有しやすいので、紹介された本を知らなくても内容がわかりやすいです。
手に取って黙々と読み進めそうになるのを何度こらえたことか。
これまでどんな漫画雑誌を読んできたのか、ジャンプではどの作品が好きだったかなどなど、子供の頃にはまった漫画の話題も出ました。
子供の頃読んだものの影響はとても大きいんですよね。
また、ざっくりとした傾向として、少女漫画は微細な描写に心情が細かく描かれていて、少年漫画はシンプルでとてもわかりやすい、など、少女漫画と少年漫画の描写の違いの話がとても面白かったです。
その違いが元々の性差によるものなのか、所属するコミュニティ(ジェンダー含む)によって求められるものの違いなのか、興味深いところです。
「漫画」と一口に言ってもジャンルが多岐に渡るので、今度漫画をテーマにするときは、もっと細かいテーマを設定しようと思います。
次回の読書会は12月の中旬頃を予定しています。
年末らしいテーマにしますので、どうぞお楽しみに。
✒︎「10/13 第9回よむひと読書会」レポート
10月13日(土)に「第9回よむひと読書会」を開催しました。
今回は飛び入り参加も含め6名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
日時:10月13日(土)19時〜20時30分
場所:元町珈琲 新潟青山の離れ
今回はテーマフリーでしたので、皆さんにおすすめの本を1冊お持ちいただきました。
紹介していただいた本は以下の通りです。
『ほぼ日刊イトイ新聞の本』糸井重里 講談社
『わざわざの働きかた』わざわざ
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』川上和人 新潮社
『ライフ・トーク』ジェフリー・S・アイリッシュ 橘口博幸 南方新社
『るきさん』高野文子 筑摩書房
『自由を着る』光野桃 KADOKAWA
今回は珍しく女性だけの参加となりました。
紹介された本のジャンルはバラバラですが、雑談も含めてのキーワードのひとつが「自由」でした。
「自由」な生き方。
「自由」な働き方。
縛られた固定観念から「自由」になること。
「自由」な価値観。
様々な価値観が認識され、受け入れられていく渦中にある現在を、とてもよく現しています。
時代に受け入れられる本はそのときの時流を現していますし、流行とは一線を画したところに小さな灯火をともすような本もあります。
本は人そのもの。
そして、本は常に人とともにあることをしみじみ思いました。
次回の読書会開催は11月後半を予定しています。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
✒︎「9/9 第8回よむひと読書会 テーマ『旅』」レポート
9月9日(日)に「第8回よむひと読書会 テーマ『旅』」を開催しました。
先日までの暑さが嘘のように涼しい中、5名の方に参加していただきました。ありがとうございます。
日時:9月9日(日)10時〜11時30分
場所:燦燦カフェ
今回のテーマは『旅』。
文字通りの旅行、心の旅、人生の旅…などなど、参加者の皆さんには『旅』にまつわる本を1冊お持ちいただきました。
紹介していただいた本は以下の通りです。
『ミッドナイト・バス』伊吹有喜 文春文庫
『世界を歩いて考えよう!』ちきりん 大和書房
『西郷隆盛 新潟松浜 滞陣の謎』小島勝治 考古堂出版
『出会い系サイトで70人に実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』花田菜々子 河出書房新社
『ゆる鉄』中井精也 クレオ
『ハックルベリー・フィンの冒けん』マーク・トウェイン 柴田元幸・訳 研究社
様々な『旅』が紹介され、いろんな道具も飛び出し、話が盛り上がった会となりました。
時間が足りず急ぎ足になってしまったほど。
今後もう少し時間を伸ばすことを考えようと思っています。
旅に出ることは、未知の世界を知り、自分とは違った人生に出会うということ。
その経験が、世界を見つめる視野を広げてくれるものとなるんですね。
秋になり、旅にもってこいの季節となりました。
これから皆様が素敵な旅と出会えますように。
次回の開催は10月中旬を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしています。
✒︎「8/4 第7回よむひと読書会 課題本『ゴーストハントシリーズ』」レポート
8月4日(土)に「第7回よむひと読書会」課題本『ゴーストハントシリーズ』小野不由美著 を開催しました。
今回は2名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
本作はホラーもので学校が舞台になることも多く、読書会会場は学校に似た公共施設で開催したいと思い、今回は黒埼市民会館で夜に開催しました。
夜は人気がなく閑散としており、雰囲気があって良かったです。
小野不由美さんは『十二国記』の原作者でも有名です。本作は小野不由美さんにとっては初めての連載作品。
当初『悪霊シリーズ』として1989年に講談社のティーンズハートで始まり、発売当初から人気を博しました。1998年よりコミック化、そして2010年より小説のリライト版が出版されています。
ティーンズハートは小学生、中学生の少女向けライトノベルで、主語は「あたし」の一人称、一文はかなり短いものです。
その中に精緻に組み込まれた伏線が、最終巻で見事に回収する様はまさに圧巻。
キャラクターの造形も素晴らしく、30年経った今でも多くのファンの心をがっちり掴んでいる所以です。
今回の読書会の参加者は、私を含め皆さんティーンズハート版からのファン。
ティーンズハート版とリライト版との違いや、ぐっときたところ、他の小野不由美作品や関連する作家の作品に至るまで話題が多岐に及びました。
リライト版とティーンズハート版では時代背景(90年代)を無理に変えなかったところが良かったという話になり、ではSPRのメンバーが現在にいたら、という話が面白かったです。
作品は90年代初頭のものですから、携帯電話も出てきていません。
SPRはLINEグループを作っているだろうとか、ナルとリンさんはPCやタブレットをめちゃくちゃ使いこなしているだろうとか、想像すると楽しいですね。
惜しむらくは、刊行が途中で終わっているところ(コミック版は2016年まで続きました。)。
様々な理由が考えられますが、長年続きを待ちつつも、社会環境が随分変わった今では難しいかもしれないとも思っています。
それでも、ゴーストハントの面白さは変わらずそこにある。
何度でも読み返したい名作です。
✒︎「7/1 第6回よむひと読書会」レポート
7月1日(日)に「第6回よむひと読書会」を開催しました。
真夏のように暑い中、満員御礼の6名の方に参加していただきました。ありがとうございます。
日時:7月1日(日)9時30分〜11時
場所:タリーズコーヒー新潟中央インター店
今回のテーマはフリーです。
参加者の皆さんにお勧めの本を1冊お持ちいただきました。
紹介していただいた本は以下の通りです。
『レバレッジ・リーディング』本田直之 東洋経済新聞社
『日の名残り』カズオ・イシグロ 土屋政雄・訳 早川書房
『運の技術』角田陽一郎 あさ出版
『恋することについて答えを出そう』永井宏 ウィンドチャイムブックス
『ママぽよ アンとリュウ』シリーズ 青沼貴子 メディアファクトリー
『+1㎝』キム・ウンジュ/文 ヤン・ヒョンジュン/イラスト 簗田順子/訳 文響社
『かみさま』大平一枝・著 小林キユウ・写真 ポプラ社
そのときの自分だからこそ響く本というものがあります。
何年も経てから再度読んだとき、以前とは違う感想を持つことがあります。
本は人そのもの。
自分の状態によって、見せてくれる姿、答えてくれる言葉が違ってくる。
一期一会は、本とのことでも言えることかもしれないというようなことを、読書会が終わった後に思いました。
今回紹介された本もジャンルがバラバラでした。
その人が、人生のある時期(そして今も)、その本から受け取ったものを垣間見せてもらったような気がします。
次回の読書会は8月頭に開催します。
夏らしいテーマでやりますよ。
お楽しみに。
✒︎「6/2 第5回よむひと読書会」レポート
6月2日(土)に「第5回よむひと読書会」を開催しました。
今回は満員御礼の6名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
日時:6月2日(土)19時〜20時30分
場所:知遊堂亀貝インター店内 BARISTA CAFEE
今回のテーマはフリーです。
参加者の皆さんにお勧めの本を1冊お持ちいただきました。
紹介していただいた本は以下の通りです。
『その名は、バシャール』さとうみつろう、ダリル・アンカ VOICE
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾 角川文庫
『文鳥文庫シリーズ』文鳥文庫
『The Power of LESS(捨てる技術)』Leo Babauta HYPERION
『へうげもの』山田芳裕 講談社
『朗読者』ベルンハルト・シュリンク 訳:松永美穂 新潮文庫
『6時間後に君は死ぬ』高野和明 講談社文庫
今回も様々なジャンルの本が紹介されました。
上記に上げた本だけではなく、ほかにたくさん本を持って来てくださった方が何人もいて、本まみれの読書会となりました。
素晴らしい。
みっちみちの時間構成だったので、時間が許せばもっと話したかったです。
それはまた別の機会に。
世の中には無数の本があって、これからもどんどん増えていって、死ぬまでに全ての本を読み尽くすのは不可能なこと。
それは、なんて幸せなことだろうと思いました。
それが、生きる理由の一つになったりするのです。
次回の読書会はまたテーマを決めてやる予定です。
どうぞお楽しみに。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
✒︎「5/3 第4回よむひと読書会」テーマ「暮らし」レポート5月3日(木・祝)に「第4回よむひと読書会」を開催しました。
GW中に4名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
日時5月3日(木・祝)14時〜15時30分
場所:内野暮らし研究所
一口に「暮らし」と言っても皆同じではなく、人それぞれ大切にしているものがあります。
紹介された本を通して、参加者の皆さんが暮らしの中で大事にしていることが垣間見えて楽しい時間でした。
日々の何気ない暮らしは、生きることそのもの。
暮らしにまつわる本を読むことで少しだけ立ち止まり、自分の暮らしを見つめる時間が持てればいいなと思います。
今回の会場は新潟市西区内野町にあるお米屋さん・飯塚商店さん内にある「内野暮らし研究所」。
食と暮らしを体験するための研究所として、現在は朝ごはん会などのイベントが開催されており、まさしく今回のテーマ『暮らし』にぴったりの場所。
5月にしては珍しく肌寒い中、参加者全員コタツにもぐりながらの開催となりました。
紹介された本は以下の通りです。
『よつばと!』あずまきよひこ KADOKAWA
『緑の庭で寝ころんで』宮下奈都 実業之日本社
『びんぼう神様さま』高草洋子 地湧社
『1日3食をやめなさい』内海聡 あさ出版
『養生サバイバル』若林理砂 KADOKAWA/メディアファクトリー
✒︎「3/25 第3回よむひと読書会 on Facebook」レポート
3月25日(日)に「第3回よむひと読書会 on Facebook」を開催しました。
今回はこれまでと違い、Facebook上のイベントページに書き込みをしていただくという形での読書会にしました。
どこにいても、誰でも参加できるものをネット上でやりたかったためです。
テーマは「18歳の自分へ送りたい本」。
紹介された本は以下の通りです。
『ウィトゲンシュタインー天才哲学者の思い出』ノーマン・マルコム(著) 板坂元(訳) 平凡社ライブラリー
『ハリー・ポッター』J.K.ローリング(著) 松岡佑子(訳) 静山社
『「ありがとう」がエンドレス』田口ランディ 晶文社
『一八歳』谷川俊太郎(詩) 沢野ひとし(絵) 集英社文庫
『あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ』副島賢和 学研研究みらい
『NASAより宇宙に近い町工場』植松努 ディスカヴァー・トゥエンティワン
『空想教室』植松努 サンクチュアリ出版
『韓国民謡合唱曲集』SE-KWANG MUSIC PUBLISHING CO. 김희조 著(楽譜)
『韓国民謡/大宇合唱団』Seoul Records Inc. SRCD-1009(CD)
『いつまでも考える、ひたすら考える』保坂和志 草思社文庫
『トニー流 幸せを栽培する方法』トニー・ラズロ SBクリエイティブ
ここではタイトルのみあげさせていただきましたが、紹介文も本の種類も、その人らしさがとても現れていました。
いろんな形の18歳があってこその、今現在なのだなあと感慨深く思いました。
18歳の自分と、現在の自分にあれこれ思いを馳せ、本のことを考える時間を楽しんでいただけたら幸いです。
次回の読書会はGW周辺での開催を予定しています。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
1月28日(日)「第2回よむひと読書会」を開催しました。
大変寒い中、6名の方に参加していただきました。ありがとうございます!
日時:1月28日(日) 9時〜10時30分
場所:スターバックス新潟紫竹山店
今回のテーマは2017年に読んだものの中から紹介したい本です。
紹介していただいた本は以下の通りです。
(写真に写っていない本があります)
『ビジネスパーソンのための吉木りさに怒られたい』高橋弘樹 KADOKAWA/中経出版
『億男』川村元気 マガジンハウス
『ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台』ミシマ社
『トラクターの世界史』藤原辰史 中公新書
『The 5 Languages of Appreciation in the Workplace』Gary Chapman Paul White NORTHFIERD
『幕下りるとき』新潟日報社編
『蜜蜂と遠雷』恩田陸 幻冬舎
今回は様々なジャンルの本が紹介されました。
どれも魅力的で話も楽しかったです。
楽しすぎて主催が喋りすぎました。大変失礼致しました。
読書会では、普段自分が出会わないような本に出会えます。
また、同じ本を読んでも人によって感想が違います。
1人で楽しむ読書も素晴らしいものですが、誰かと本について話す時間というのはまた格別です。
次回はもう少し暖かくなってから、少し形態を変えての読書会開催を予定しています。
皆様のご参加、心よりお待ちしています。